
川口 圭子さん(2021年度後期 大学院修士課程コース修了)
■プログラム修了時の所属:九州大学大学院統合新領域学府修士課程
私は統合新領域学府ユーザー感性学を専攻し、さまざまな領域を越境して新しい知見を求めたいと考えていました。EU-DPs修士課程コースでは、他学府の専門性の高い授業が数多く開講されています。このプログラムを受けたいということを早い段階で私の指導教授にお伝えし、修士研究とEU-DPsを並行してスタートさせることにしました。
どの授業を履修するか迷ったため、九州大学EUセンターに相談し、シラバスを見てドイツ文学を履修することに決めました。EU諸国を巡る文学の旅路によって、COVID-19が現実世界を席巻した時期だったにもかかわらず、世界が広がり心が満たされるように感じました。
そして、子どもの主観的幸福感を扱う私の修士研究に、EUでの子どもの育ちを日本の子どもの主観的な幸福感を知る鏡として見ていくという一つの方向性が与えられました。二つの研究が一つに重なったのです。すなわち、ユニセフのレポートカード16※のデータ解析を中核として、そこから出た結論と新たな問いを、現場での参与観察やEUで暮らした経験のある人々の語りを聴くことなどにより質的に深めていきました。それによって、子どもの主観的な幸福感に寄与できる大人の可能性という深い学びを得ることができました。私はこの研究をさらに深化させ社会に還元したいと考えています。
EUについて考えることは世界を考えることにつながります。このプログラムは、答えのない複雑な問題を考える私たちの視野を広げてくれる場となるかもしれません。あなたもこのプログラムで学んでみませんか。
※レポートカード:ユニセフ・イノチェンティ研究所が、先進国における子どもの状況を比較・分析するために発表している報告書(通信簿)シリーズ


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